弾けたモッコク(木斛)の実
_ 2024.10.22 _
こんにちは、東北造園です。
赤く熟した モ ッ コ ク の 実、
よ~く見ると弾けて中の赤い種が顔を出していました。
こんなに鮮やかな色の種なんですね。
実を求めて、メジロやツグミがやってきます。
実が割れたところから、果肉や種を食べるようです。
モッコクとは?
モッコク科モッコク属の常緑高木。
本州の中南部、四国、九州、沖縄、アジア東南部に自生しています。
樹高は6~10m、15mほどになる場合もあります。
モッコクは、モクセイ、モチノキと三大庭木といわれています。
庭木の王様とも呼ばれ、シンボルツリーとしても人気があります。
モッコクは半日陰を好みます。例えば、午前中は日が当たり、午後になると日かげになるような場所などが適しています。また、強い西日が当たる場所は避けます。
開 花 時 期
7月
1.5cmほどの白やクリーム色の花を咲かせます。花は下向きに咲きます。咲いている期間は短く半月ほどで散ってしまします。
実
10~12月
1~1.5cmほどの丸い実がなります。熟すと真っ赤になり、実がはじけて中から種が出てきます。
剪 定 時 期
10~3月
モッコクは樹形が整いやすい木です。しかし、小枝を茂らせる特性があるため、小枝を減らして風通しを良くする必要があります。風通しが悪いとうどんこ病やカイガラムシなどの病害虫の被害が出る可能性が高まるので注意が必要です。
アカマツ、イトヒバ、カヤ、イヌマキとともに江戸五木として江戸時代から親しまれていたモッコク。
最近は、大きくなる木よりもコンパクトな木が人気ですが、長く愛されている木には納得の良さがあり、お寺にも良く植えられています。弊社のモッコクにはよくヒヨドリが遊びに来てます。野鳥が好きな方にも「誘鳥木」としてもオススメです。
過去記事:庭木の王様 モッコク(木斛)
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