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ユズリハ(譲葉)の実

_ 2024.09.21 _

こんにちは、東北造園です。


ふと見上げると、ユズリハに実が。



まだ緑色ですが、熟すとブルーベリーのような紫色になります。


ユズリハといえば、大きな葉が風にゆらゆら揺れる様が思い出されますが、果実はこんな風なんですね。


ユズリハとは?

ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木。

原産地は、本州中・南部から九州、および韓国、中国。


ユズリハは樹形が整いやすいため、庭木としてだけでなく公園にも植栽されます。


ユズリハは、春から新葉が出始め、8~9月にかけて若葉が出そろい、その後古い葉が一斉に枯れます。


新旧の入れ替えが着実に行われる様子から 「円満な世代交代」

若葉が揃うのを見届けてから古い葉が枯れる様子が子の成長を見届ける親のようであることから 「子孫繁栄」

これらを象徴する縁起の良い木なので、記念樹やシンボルツリーとして植えられています。


葉は、10~20cmほどの楕円形で先端が尖っています。肉厚で表面には光沢があるが、裏面は粉を吹いたように白く、葉脈がくっきり見えます。葉の数も多いので、とても存在感があります。


開 花 時 期

 5~6月


新葉が出てくるのと同時に、前年に伸びた葉の付け根から長さ4~12cmの花柄を出し、小さな花を咲かせます。花といっても花びらはありません。

イチョウなどと同じ雌雄異株なので雄株と雌株がありますが、雄花も雌花も小さく目立ちません。写真は雄花です。

雄花は赤っぽい雄しべのみです。


雌花は黄緑色をしていて、雌しべと萼からなります。雄花、雌花で見た目が全く違っています。

そして、受粉できた雌しべが実になります。


  実    

 10~12


緑色の実が熟し、直径1㎝程あるブルーベリーのようになります。中には灰色の種が1粒入っています。見た目はおいしそうでヒヨドリやオナガなどの野鳥がよってきますが、ダフニマクリンという有毒物質が含まれていて食せば呼吸困難を引き起こすこともあります。


剪 定 時 期

 12~3月


生育が盛んで樹高が10メートル以上になることもあるため、大きくなりすぎないように適度な剪定は必要ですが、樹形が整いやすいため神経質になることはありません。

また、葉が多すぎる場合には、透かし剪定を行うと害虫や病気の予防にも繋がります。枝を減らすほどではないけれど、葉がワサワサしているときには古葉を手でむしる剪定も良いと思います。木を傷めずにお手入れができます。


 

一年中、緑が楽しめて、縁起のいいユズリハ

果実は存在感はありませんが、秋冬にふと思い出したら

「本当にブルーベリーに似ているのか~??」

と実を観察してみてください。



 

 ここで豆知識                     

『お正月飾り』にも使われます



ユズリハが縁起物として使われています。

見づらいですが、、、赤い実の後ろにあるのがユズリハです。


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