マンリョウ(万両)
マンリョウが実を付けました。
たわわに実る様が豊かな印象です。
マンリョウ=万両に由来して、縁起木としてお庭に植えられる方も多いです。
また、お正月飾りにも使われます。
寒い冬に、実の赤と葉の深い緑のコントラストがお庭を彩ってくれることから、
昔から人気のある植物です。
鑑賞期は、実がなる11月中旬~1月です。
自生地では常緑樹の下に生えているため、日陰から半日蔭を好むとされています。
もしも、
実がならない
葉が黒くなる
といった場合には、日光が当たりすぎているかもしれません。
日陰に植えなおしてみてください。
樹高は1m程度で、和風庭園では下草として用いられ、
常緑樹の下や景石と一緒に配置されています。
【剪定時期】
マンリョウは枝数が少ないため、基本的には剪定の必要はありません。
ただし、長く育てている場合などは腰高になることもあり、
その場合は仕立て直しを行います。
マンリョウに似た植物としてセンリョウが良く知られていますが、
見分け方として有名なのが
実が葉の下につくのがマンリョウ、
葉の上につくのがセンリョウ。
実は、
マンリョウはヤブコウジ科、
センリョウはセンリョウ科の植物。
品種がそもそも違うんですね。
また葉っぱも、千両は対生(1つの茎の節に、葉が左右に対称につく)に付き、
万両は互生(茎に互い違いに)に付きます。
和風庭園にもう少し色味を足したい、
お手入れの簡単な植物を植えたい
とお考えの方におすすめです。
また、鉢植えや盆栽で楽しむのにも良い植物です。
~ここで豆知識~
万両、千両ときたら、百両、十両、一両。
もちろんあります。
万両=マンリョウ
千両=センリョウ
百両=カラタチバナ
十両=ヤブコウジ
一両=アリドオシ
です。
「千両,万両,有り通し」(センリョウ,マンリョウ,アリドオシ)
という語呂合わせで、”金運に恵まれる”と言われています。
3種をそろえてみると、何か良いことがあるかも!?
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