ナンテン(南天)
ナンテンの実が真っ赤に
古くから庭木として人気があるナンテン。
中国、日本原産の常緑低木(自生で3mほど)で、赤ナンテン、白ナンテンがあります。
ナンテン→難を転ずる
に例えられ、縁起木、厄除け、魔除けとして植えられてきました。
こうした意味で、お家に植えられてる方も多いのではないでしょうか?
開花時期は、6~7月頃で小さな白い花を咲かせるます。
実は今頃、11~2月頃に真っ赤な実をたくさんつけます。
紅葉もきれいです。
今年は、実が真っ赤になる前に紅葉した葉もありました。
お正月飾りに用いられる植物としても有名ですね。
また、ナンテンと聞くと、「南天のど飴」を思い浮かべる人も多いと思います。
ナンテンの実に含まれる「ナンテニン」には以下の効果があります。
・気管平滑筋を広げて、咳を鎮める
・咳中枢の興奮を抑え、咳を鎮める
・殺菌作用により、菌による気道の炎症を抑える
・鎮痛作用により、のどの痛みを和らげる
咳止め効果バツグンですね。
【剪定時期】
実を楽しんだ後の2~3月頃に剪定を行います。
一度実を付けた枝は、その後3年は実を付けないといわれるので、
その枝を間引き剪定します。
実のならない枝に無駄に養分を消費しないようにして、
次回の実付きを良くします。
剪定を兼ねて実のなった枝を収穫して、部屋に飾ったり、
クリスマスリースに使うのもいいかもしれません。
また、伸びすぎた枝を切る、切り戻し剪定を行うと、
木が大きくなりすぎるのを防ぐことができます。
寒い時期、お庭を赤い実で華やかにしてくれる縁起物。
ナンテンをお庭に植えてみてはいかがでしょうか?
~ここで豆知識~
①毒がある
ナンテンの実は野鳥の好物で、鳥が食べている姿を見かけることも
しかし、ナンテンの実や葉には微量ですが有毒成分が含まれています。
「鳥が食べているけど、どんな味がするのかな??」と食べるのは危険です。
有毒成分はアルカロイドで、大量に摂取すると近くや運動神経の麻痺などを
起こす可能性があるとされています。
大量に摂取しなければ問題はありませんが、
専門知識がなく自己判断で摂取するのはやめましょう!
②花言葉
ナンテンは、白い花を咲かせた後に赤い実を付けるため、
時の移りにつれて愛情が高まっているように見えるということから、
「私の愛は増すばかり」
という乙女チックな花言葉を持っています。その他は以下のとおり。
・赤い実:幸せ・私の愛は増すばかり・よき家庭
・白い実:深すぎる愛・機知に富む・募る愛
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