カリン(花梨)の花が咲きました。
_ 2023.04.27 _
こんにちは、東北造園です。
カリンの花が咲きました。
カリンと言えば、実を想い浮かべる方が多いと思いますが
昨年の秋に収穫したカリンの実
この時期、ピンクや白のかわいらしい花を咲かせます。
カリンは春にはかわいい花を咲かせ、秋には果実が収穫でき、木肌も美しいことから庭木としてとても人気があります。
カリンとは?
中国原産でバラ科カリン属の落葉中高木。
カリンは花や果実を愛でる観賞用や、のど飴などの薬用として古くから親しまれていた樹木です。
庭で収穫したカリンでカリンシロップやカリン酒を作って楽しんでいる方も多いかもしれませんね。
(カリンの効能については豆知識で↓↓↓)
開 花 時 期
4月
ピンク色や白色の花を咲かせます。
カリンは自家結実性ですので、花がたくさん咲いた年は、実もたくさん生ります。
剪 定 時 期
12~2月(7月)
カリンは、長く伸びた枝の根元部分から出てくる短くてしっかりした枝(短枝)の先端に花芽を付けます。
そのため、花付きを良くするためには、長い枝を切り詰めて短枝をたくさん作ることがポイントです。
枝の生長によっては7月ごろにも剪定を行います。この時期は樹形を整える程度の軽い剪定として、ひこばえや徒長枝など不要な枝を取り除きます。
剪定の際の注意点
毎年、全体の枝をバッサリと短く切り詰めると木の体力不足となり、果実が付かなくなることがあるので気を付けてください。
この時期、新緑の緑とピンク色の花が美しいカリン。
カリンの花や実の香りは、どこか懐かしい感じがします。
自分で作ったカリンシロップで風邪予防をするなど、からだに優しい暮らしをしたい方にもおすすめです。
ここで豆知識
『カリンに含まれるポリフェノールが効く』
カリンは原産地の中国では何千年も前から漢方の生薬として利用されてきました。
漢方では、のどや痰の症状を軽くする働きがあるとされています。
カリンに含まれるポリフェノールには、のどに有効な抗菌作用と抗炎症作用があるそうです。
カリンがのどに良いと言われる理由はポリフェノールにあるんですね。
(ポリフェノールとは、ほとんどすべての植物に含まれ、色素や苦みのもととなっている成分。自然界には数千種類ものポリフェノールがあるとされ、種類によって構造や働きが異なります。例えば、アントシアニン、カテキン、イソフラボンなどがあります)
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