庭木の王様 モッコク(木斛)
モッコク の実がなっていました。
赤い実がかわいらしいです。
この実を食べに、メジロやツグミがやってきます。
鳥を誘う木のことを『誘鳥木(ゆうちょうぼく)』というそうです。
お家に野鳥を呼びたい方は、植えてみてはいかがでしょう?
このモッコクは題名にもあるように、
モチノキ モクセイ とともに『三大庭木』と言われています。
また、アカマツ カヤ イトヒバ イヌマキ とともに『江戸五木』と言われ、
昔から親しまれた木です。
日本庭園には欠かせない木で、お寺にも良く植えられています。
モッコクは、ある程度成長すると樹形が整い、きれいな状態を保ちます。
そういった意味でも、昔から人気があったのかも知れません。
そうは言っても、剪定をするに越したことはありません。
モッコクは小枝が茂り、風通しが悪くなることで病気になりやすいためです。
剪定の時期は、花が散って新しい枝が固くなる6~7月、
木が休眠時期に入る11~12月の年2回が理想ですが、
1回で済ませたい場合は11~12月に行います。
モッコクは、耐火性・防火性に優れる樹木です。
また、樹齢を重ねるほど風格が増してきます。
樹高は6m前後まで成長します。
お家のシンボルツリーとして植え、共に年を重ねるのも良いでしょう。
写真は、社長宅のモッコクです。立派に育っています(樹高5m!)
~ここで豆知識~
①江戸五木とされたモッコク、
江戸時代の夜の光の少ない時代に光沢のある葉が
光を反射して輝く様子が好まれたのではないかといわれています。
②誘鳥木として木を植える場合、
鳥を呼ぶもう一つのコツは、水場を作る
だそうです。
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