ハクモクレン(白木蓮)
こちらは、ハクモクレンの蕾(花芽)です。
銀色の毛で覆われていて、冬の澄んだ青空にキラキラ映えます!
銀色の毛
ちなみに、写真の
花芽の根本あたりに
ちょこっと小さい芽が
出ているのですが、
こっちは葉芽です。
花芽を包んでいるウロコ状の小片を芽鱗(がりん)と言います。
ハクモクレンは、この芽鱗の部分に毛が生えています。
このように、冬を越す花芽は厳しい寒さや乾燥から身を守るため、
いろいろな形状や性質を持っています。
(冬を越す花芽のことを冬芽と言います。)
右の写真はクヌギの花芽です。
こちらは芽鱗がウロコのように
芽を覆っています。
そういった目で、最近の木々を見てみると
おもしろい発見があるかもしれませんね!
ハクモクレンは、
中国原産の落葉高木で、モクレン科モクレン属の木です。
特徴は、生長スピード。とても速いので庭木に適しています。
鉢植えの場合は、赤玉土を混ぜ込んだり、
こまめに水やりをするなど、少し工夫してあげることで
うまく育てることができます。
【開花時期】
3~4月
乳白色の花が天に向かって、大きく元気に咲き誇ります。
蕾も可愛いですが、早く花が見たいですね。
【剪定時期】
11月~2月
葉が完全に落ち、葉芽と花芽の区別がはっきりわかる冬期に行います。
生長スピードが速いので、毎年必要です。
伸びすぎた枝を、花芽の上で切り落とします。
ハクモクレンの花が咲きましたら、
また写真と共にご報告したいと思います。
お楽しみに~!
~ここで豆知識~
芽鱗が毛に覆われている木には
下記のようなものがあります。
ハクモクレン、シモクレン、コブシ
カラタネオガタマ、タイサンボク
(写真は、コブシの花芽です。)
~ここで豆知識2~
ハクモクレンの蕾には、鼻や頭の症状を改善する作用があり、
頭痛、蓄膿症、鼻炎などに効果があるそうです。
漢方では葛根湯加川芎辛夷,辛夷清肺湯などに配合されています。
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