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サンシュユ(山茱萸)の花が咲いています

こんにちは、東北造園です。

今回は、

サンシュユ

先日の記事で堅い萼に包まれた蕾を紹介していましたが、

現在、写真の通り満開になりました。

約30個の小花が開いて、4本の雄しべがツンツンと表へ出ています。

一見、黄色の花がポンポンと咲いているようですが、

よーく見るとこんな風に変わった作りをしています。

ちょっと引いて見ると...
ちょっと引いて見ると...
サンシュユとは?

朝鮮半島・中国原産でミズキ科ミズキ属の落葉小高木。

ミズキ科ミズキ属

花の様子からすると意外な気がしますが、

葉を見ると・・・

サンシュユの葉
サンシュユの葉

同じミズキ科の植物の葉を見ると

㊧ミズキの葉 ㊨ハナミズキの葉

葉の形、葉脈の形がそっくりです。

ミズキ科には他にもヤマボウシ、ウリノキなどがあります。

開 花 時 期

3~4月

花をじっくり見てみると、とても面白い形をしています。

黄色い小花が30個ほど集まり、直径2から3㎝程の小さいな花房をつくって開花します。

各花には4本の雄しべがあり、これらが花序の輪郭をぼかし、花序全体が輝いているように見えます。

実

10~12月

秋にサンゴのように光沢のある赤い実を付けます。

グミに似ていておいしそうですが、生では渋みが強いです。

ジャムや果実酒にして味わうことができます。

赤く熟した実から種を取り除き乾燥した果肉が山茱萸と呼ばれる生薬になります。

これを果実酒にしたものは滋養強壮や疲労回復に効くとして昔から飲まれていました。

剪 定 時 期

12~2月(開花前の落葉期)、5月(花後)

12~2月の剪定

徒長枝や不要な枝を切って、花芽を付ける細かい枝を増やして花つきをよくします。

葉芽のついていない枝は根元から切ります。

花芽がついていない枝は葉芽を2、3芽のこして切り戻します。

5月の剪定

透かし剪定を行います。

枝葉が混み合って、日当たりや風通しが悪いと病気に原因となるため、梅雨の時期までにすっきりさせておきます。

枝が上へと伸びる木なので、無理して5月の剪定を行わなくても、樹形が整います。

プレッシャーにならない程度に、気になったら剪定してあげてください。


サンシュユの変わった名前は、中国の植物名「山茱萸」を音読みしたものです。

別名「ハルコガネバナ(春黄金花)」と言います。

こちらは、植物学者 牧野富太郎博士が命名したそうです。


 豆 知 識    

『 植物の〇〇科〇〇属ってどうやって決めてるの? 』

サンシュユがミズキ科ミズキ属というのが意外な気がしました。

そこでどのように〇〇科〇〇属、つまり縁類関係はどうやって決めているのでしょう?

従来は形態を用いて推定していましたが、
最近は遺伝子の塩基配列の違いによって分類します。

そして、遺伝子に基づいて推定された系統樹に基づいて、
全体がうまく調和するように、かつ、単系統(共通の祖先由来の子孫を全て含むような群)になるように科や属を考えていきます。

※参考文献:一般社団法人 日本植物生理学会「みんなのひろば」ー植物の分類の基準ー

ということです。


今回のミズキ科の植物をもっと比べてみようと思います。

まず、『花』

㊧ミズキ ㊥サンシュユ ㊨ハナミズキ

全て違って見えますが、よーく見てみると

ミズキとサンシュユは小さな花がたくさん咲きます。

小さな花1つ1つをよく見ると、サンシュユの小花の形状に似ているのがわかります。

次は、『実』

㊧ミズキ ㊥サンシュユ ㊨ハナミズキ

形、質感は全部違いますね。

色は、サンシュユとハナミズキは赤。ミズキだけ紫色。

ミズキ科の場合は、実はあまり似ないようですね。

他の科も比べてみるとおもしろいかもしれませんね。

機会があったらまた比べてみたいと思います!


『一般社団法人 日本植物生理学会』様、転載にあたりご承諾いただきありがとうございました。

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